生駒鋼索線と生駒山上遊園地飛行塔


撮影者: 近畿日本鉄道㈱

 

名称生駒鋼索線と生駒山上遊園地飛行塔
よみがないこまこうさくせんといこまさんじょうゆうえんちひこうとう
都道府県1奈良県
市区町村1生駒市
都道府県2 
市区町村2 
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緯度・経度 34.685705,135.688934
路線名称等
種別
形式生駒鋼索線:交走式ケーブルカー
諸元(規模等)生駒鋼索線:宝山寺1号線、同2号線:延長948m,高低差146m(2線並列) 山上線:1,124m,高低差322m 生駒山上遊園地飛行塔:高さ約30m、直径約20m
材料・構造等
着工年(西暦)
着工年(和暦)
完成年(西暦)生駒鋼索線:1918(宝山寺1号線)、1926(宝山寺2号線)、1929(山上線)  生駒山上遊園地飛行塔:1929
完成年(和暦)大正7、昭和元、昭和4
文化財指定等
選奨土木遺産認定2021
備考2000(平成12)年に、宝山寺1号線に「ブル」と「ミケ」、山上線に「ドレミ」と「スイート」という、著しい装飾をまとった車両を導入
都市近郊私鉄にとって観光交通の確保は重要な経営施策であり、各社は既存の寺社などに向けて鉄道を敷設して誘客するとともに、自ら遊覧地などの施設を開設して観光交通を創造したのである。その後、これらの観光鉄道や観光施設は戦時中の金属供出によりあらかた撤去されたのだが、生駒山上遊園地飛行塔は敵機を監視する防空監視所に転用され、ゴンドラとエレベーターを撤去しただけにとどまった。同様に、生駒鋼索線も、宝山寺2号線が撤去されただけで、海軍専用路線として限定的ながら運行を続けた。供出を免れたおかげで、私鉄の観光戦略を物語る最古の施設として現存する。
本件のうち生駒鋼索線はNo.201、生駒山上遊園地飛行塔はNo.1271と重複している

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